主人公と敵側の対話というのは少年漫画の主人公として必要だったようにも思うのだけれど、お互いかみ合っていないのだな。mznは「大災と思え」だし、tnjrは「存在してはいけない生き物」だし。
mznとtnjrの対話は、最初に彼らが相まみえたときに、tnjrが「存在してはいけない生き物だ」と結論づけて終了してしまったようにも思う。FBでは昆虫に例えているようだけれど、まさにあの時点で駆除対象と位置付けたということかもしれない。元人間としてすら見ていないからこそ向き合わなかったようにも思う。
その結果、主人公側の行いが復讐のために手足を動かしているだけとなり、葛藤その他心の成長が見えないのだよね。ただ滅するだけなら機械と同じ。
個人的に残念だったのはのみこまれて最後のカクトウを発現するときですら彼の心情描写が省略されていたことかな。時間差があるから、改めて発現させたようにも思えるのだけれど無意識だったのか、意識していたのか。どのような考えでmznに向き合っていたのか。そもそもそこにあるのは復讐なのか。主人公の心情や葛藤が見えないまま退場してしまった。敢えて省略されたのか、それとも葛藤等はなかったのだろうか…。